こんにちは。
埼玉県蕨市の税理士柏﨑です。唐突ですがベルマークってみなさん集めていますか?私は子供の教育機関で年に2回収集の時期があり、日々購入品にベルマークがついてないか確認しています。
最近はスーパーのプライベートブランドが増えてきたためか、ベルマーク表示が割合として低くなっているように感じます。
ベルマークとは?
ご存じの通り、ベルマークとは「ベルマーク教育助成財団」が実施する「企業」と「収集者」が手を組み収集したベルマークを資金に変え寄付するボランティア活動です。
特徴としては、参加団体が恩恵をうけるだけでなくベルマークの仕組みを通じて被災地やへき地の学校等に寄付されることです。
ベルマークを集めると?
詳しい仕組みはベルマーク教育助成財団のHPをご覧ください。http://www.bellmark.or.jp/
要約すると、幼稚園や小学校などの団体名で参加団体として登録 → 収集 → 集計 → 送付 → 希望品の購入という流れです。
さて、この集計作業に「平日昼間からベルマーク収集役員が学校に集まらなければならない」という集計スタイルや、「1点が1円である」という収集の手間からすると換金性が低いことにより「ベルマーク」とインターネット検索するとベルマーク=悪のような記事が多数掲載され、
PTAの苦労を伺い知ることができます。
果たしてベルマークは悪なのか?を考えてみます。
なぜベルマークなのか?
まず、ベルマークの参加団体になれるのは、PTA団体と公民館や生涯学習センターの学習団体・講座・学級などです。
このうちPTA、特に公立の学校にスポットを当ててみましょう。公立の学校は、年度終わりに次年度の予算が組まれます。
例えば年の途中で備品が故障したとしても緊急性の高いもので無ければ補充や修繕は予算が組まれていない限り補充は難しくなります。
また予算の全体額のうち緊急性の高いものから予算が配分されるため、充実した保育や教育を行うための備品であっても後回しにされがちです。
こういった予算の不足を補うためにベルマークを用いて備品の補充を行ってきました。本来であれば保育や教育に必要な備品は予算から購入すればよいのですが、限りある予算が欲しい備品に回ってくるのを待つより、
ベルマークを使って積極的に備品の補充に回す方が早かった歴史があるかもしれません。
ベルマーク委員学校に召集される理由
ベルマークは先記したように、1点=1円に換金ができます。
このため金券に準ずるとなるとそれぞれ家で集計するより一か所にまとまって集計しようという考えだったのかもしれません。
そもそもベルマーク収集が始まった昭和35年当時は専業主婦の割合が多かったため昼間の集まりでも時間の融通を聞かせることが可能だったという時代的な背景もあるのでしょう。最近では、自宅に持ち帰り収集するスタイルも増えてきたようです。
現金の寄付ではダメなの?
公立の小学校(市立小学校を例に)については、学校宛ての寄付は一度市への寄付として処理されることになります。
「ふるさと納税」などで特定の学校への教育資金と目的を区切るメニューを用意している市以外の市については一旦歳入後にその使用の目的が決まるため特定の備品をその学校で買いたい場合にはかなり回り道になります。
そういった面でもベルマークではPTAと学校を切り離すことにより実質的には学校で使う備品をピンポイントに購入してきた背景があるのでしょう。収集の手間に比較して換金性が低いのは、ベルマークの収集率の低下に問題がありそうです。
ちなみに横浜市では、寄付したい学校を選ぶことができるようです。
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/kyoiku/soudan/kifu-kankyo.html
面白い取り組みですね。
ベルマーク=悪ではない?
ここまで書きましたが、ベルマーク制度=悪ではなくて、その使い方や制度に問題があるのではないでしょうか。
小学生であれば収集したベルマークを自分たちで集計させる。
スマホアプリを使って集計自体を不要にする。
現役世代ではなく、OBを含めたボランティアに集計を委託する。
リハビリ施設にリハビリの一環として集計を依頼する。
そもそも、ベルマークを使わない仕組みを考える。
色々考えるとまだ改善点はありそうです。
ちなみにインターネットショッピングをする際に、ベルマーク教育助成財団のサイトを経由して買い物をすると、指定の収集団体を指定して買い物額に応じ自動的にベルマーク預金が付与される取り組みも始まっており、私も何度か利用してベルマーク預金を付与しました。
便利なツールをどんどん利用してせっかくの仕組みを悪の代名詞のような形でなく有意義な活動にしたいですね。
ちなみにベルマークに類似する活動として「グリーンマーク収集活動」というものがあり、残念ながら2001年に収集活動は終了していますが収集したグリーンマークを主催団体に贈ると苗木やノートがもらえるといった活動もあり、私が小学生の時に始めた活動で苗木をもらった記憶があります。
賛否両論のあるベルマーク、どのように考えますか?
